2016年02月21日

2016/2/21の日記

朝10時ぐらいに起きて、おとといCD屋さんで、稼いだお金と交換して手に入れたこぶしファクトリーの「桜ナイトフィーバー」の初回特典PV映像を8回から22回ぐらい鑑賞した。桜ソングは世に超あるが、個人的には川本真琴の「桜」に比肩するとんでもない楽曲だ。作詞作曲はKANで、桜の一人称で人間に対して問題提起というのが白眉だ、構図ひとつ工夫するだけでここまで印象って変わるかね、と驚く。PVもステキだが、和田桜子ちゃんの見せ場が少なかったのが残念だった。3/8生まれだから名前に桜と入っているのを活かしてくれんかい。俺が桜子ちゃんのパパだったらアップフロントの前でそう大声を出しているのに。


南海電車に乗ってなんば/日本橋へ。前日馬鹿みたいに焼酎を飲んで臓器が紫だったが、瀕死になってから復活した時に強くなるサイヤ論に則って己をシバくために二郎インスパイア系のラーメン屋に行った。店のドアを開け、閉めた瞬間空気が悪すぎて髪の毛がハゲてしまった。全マシにしたが案外食いきれて、もう今日何も食わないでいいな、と極狭の店内を通り抜けようとしたら壁にハンガーで吊るされているコートに引っかかってバサバサと落っことしてしまい「アー」と言ってしまった。店内の人間は豚に意識を集中しているため何も反応が無かったので、一人でもそもそと元の状態に直しながらお腹いっぱいなのに死にたい、という初の心になった。外に出たらこんな大阪の南なんて最悪の大気なのにやたらと新鮮にうまかった。二郎系の店に行く度に、結局店の外での呼吸のほうがうまいんかいと思ってしまう。


ハロプロショップの方にまで歩いたが、ここに入るとなぜかサイフの中のお金がなくなってしまうので今日は二礼二拍一礼だけで引き返してきた。だんだんと自分の中で、ハロショが「滝」や「お寺」と同じ位置になってきた。


ベローチェでコーヒーを飲んで2時間居た。ベローチェは安いのでいいが、とりわけ日本橋のベローチェの客層はあまり良くない。だいたいでかい声でソシャゲやらモンハンやら遊んでいるので気の集中に根が要る。今日は宇野浩二『苦の世界(1918-1921)』を読み返した。本当に人生うまく行ってない人間しか出てこない小説。なんでこんなもん出したんだ。背すじが冷たくなる。作品中、「ヒステリーの嫁に耐えかねて別居をはじめた売れない画家」「実の父親に彼女を寝取られた学生」「借金取りから逃げている本屋の主人」の3人のダメな大人が、家に帰りたくなさすぎてなぜか浅草花やしきのメリーゴーランドで遊ぶシーンが何度読んでもいい。

"「メリーはたのしく、ゴーは…ゴーはなんでしたっけな。ああ、行くですか、そしてランド、いや、ラウンドはまわるですか。はあ、メリー・ゴー・ランドじゃない、ラウンド…たのしく、行く、まわるですか。なアるほどね、たのしく、行く」…といっている時に、どうしたはずみだったのか、山本は、ゴトン「あッ」というさけび声とともに、木馬から落ちたのであった。" たのしく、行く、まわるのが人生で一番難しい、人生さえ上手くいくだけでなにも言うことはないんですけども。


千日前のジュンク堂まで歩き、適当に文庫本を買って会計を済ませると、3/21で閉店するとのこと。嫌過ぎる。ここで勘で本を買うのが大阪越してきてからの数少ない楽しみの一つだったのに。思えば、つい先日も仕事終わりにたまに立ち寄ってクイズのゲームをしていた「ニューウメダ」というゲーセンもつぶれた。いよいよもって西から東に移る決心が固くなる。"居る"が出来なくなるのは辛いな。堺市とハロショまでのけもの道を往復するだけの生き物になるかもしれないです。
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posted by JET at 20:26| 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする