2016年05月01日

天と地と

てぃ先生のトークライブに行ってきました。


舞台が開かれる、という情報に気づいたのは先々日で、また、ツイートを改変してボロくウケてやろうかな、と鼻汁を袖で拭いながらてぃ先生のアカウントを覗いてみると、4/30の土曜に大阪・宗右衛門町のロフトプラスワンウエストにてトークライブを行うとの告知をしていた。ゴールデンウイークにろくすっぽ予定も入っていなかったし、イープラスを開いてみたらまだ席に余裕あり、の○だった。2/8の記事で一度、ブログにも書いたことがあるデビルを誘うと「なっ…絶対行きます…」と一瞬でドスを舐め始めたので即2枚抑えた。前売り券2,500円+ワンドリンク代別。

ライブ前日、作戦を練った。

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質問コーナーがある、という文言がイベントの告知サイトに書かれており、それならこの際聞いておきたい、というストックを書き溜めようとしたのだけど、相手のセキュリティが想定すればするほどに堅牢で、6回目のライブともあり、おそらくマニュアルが既にあって、こう来たらこう返されるだろう、というシミュレーションが出来てしまうから難しい。斜め後ろから刺してやれるようなブッ込みはないだろうか?と性格の悪い方向へ、悪い方向へ、とハンドルを切っていくうちに、「2016/4/3のツイートでコナン展に行った話。2016/4/5にちはやふる下の句の宣伝。どちらも日本テレビ資本である、しかもスッキリ!に出演した記録もあるぞ、貴様さては読売グループの差金ではないか?プライベートを明かさない理由は果たしてメディアの操作が入っているからではないのか?」と陰謀論に走りだしたので大人たる我々は一旦ここらへんで我に返り、ラインを引き、本番当日に備えた。


翌日11:30合流、難波、バーガーキングでワッパーを食べた。ワッパー、烏龍茶、サラダのセットで980円取られた。狂ってるぐらい高いだろ、と暴れまわりそうになるがそれは脇においておく。上記のメモ帳をベースにして俺はこれを行くわという打ち合わせが行われた。やっぱり、過去6辺のライブでまだ出てきていない話題を提供してやりたい、鈍くさい言い方をすれば爪痕を残したい、と。あと先般喘息で休業宣言をしたカントリーガールズの稲場愛香ちゃんに、アクエリアスかポカリか訊きたい、療養中のくせにワガママいうなよ!みたいなやり取りマジでしたいという話をして本番までコンディションを整える。


宗右衛門町に向かい、会場入り。予期していたがそれ以上にマジで女しか居ない。で、何と言ってもほとんどが可愛かった。キョロキョロしてしまった。みんな可愛くて。これが天か……と察し、地の我々は一番後ろの席につく。アンケート用紙が配られた。挙手制でなく事前に検閲が入るのか。やはり堅い。記入。ワンドリンク制なので俺はコロナ、デビルはカルピスをオーダー。しかし周りを見ると、何やら薄気味悪い青の飲料を飲んでいる、どうやら当日限定のてぃカクテルらしい。「てぃにしてやられましたね」「てぃ、なかなか出てこんな」と、あの会場で彼を「てぃ」と呼んでいるのは我々だけ、しかもカクテルに口をつけず馬鹿みたいに好きな飲み物を注文して明らかに反乱分子丸出し、チェチェンなら死んでました。

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そして開演。12:30開演とのアナウンスだったがてぃ先生が舞台に現れたのは12:45頃。タモリ倶楽部のオープニングテーマが流れ、手拍子に合わせて登場。「ギリギリでしたね」とのユーモア。?間に合ってないぞ?、と脳内で軽く茶々を入れる。道が混んでいたらしい。てぃ先生はマスクをしており、目線しかわからない。生の現場でも顔を晒しているわけではありませんでした。てっきり、アシスタントか何かが出てきて複数体制でトークするのかな、と勘ぐっていたけれどそうではなくて全くピンで舞台に立つ保育士、1名。単純に度胸あるなと思った。他愛もない、というか他愛なさすぎだろ、という、大阪で迷わなくなった話、「コナンくん」の映画を見た話(てぃ先生はコナンとは言わず必ず「コナンくん」と表現する)、ちはやふるが明日から公開されるという情報など。やはり日テレ資本説がにわかに可能性を増す。いやらしい言い方をすれば「客いじり」もしていた。どこから来たんですかトーク。一番遠いところから来たファンは大分から来たとのこと。てぃ先生に会いに飛行機に乗ったらしい。飛行機なんて沖縄行く時しか使わないだろ普通。そして、男性の方いらっしゃいますか?という煽り。自分、デビル、もう反対側の隅っこに座っている男性を除いては手を挙げていなかった。てぃ先生と一瞬の交流。俺もデビルもあなたのツイートを改変することでややウケを得ております。まあ貴方の規模からすればややどころか波風一つ立っていないでしょうけれども。と表情に卑屈を丸出しにするが、もうこの時点で気づかれていたでしょうか。


てぃ先生のトークの特徴として、「あ、そういえば思い出した、聞いてくださいよ!などと話題が頻繁に逸れる」「擬音やオノマトペが多い」と2つ感じた。これは保育士としての職業柄もそうだろうし、幼児性を巧みに操り、自分のものにして、女性に積極的に頭を撫でられにいける姿勢、それこそがモテに繋がっている。キャラを演じている、誇張している側面もあるだろうけれどもこういった振る舞いがナチュラルに出来る時点でなるほどこれはモテるやつだな、と後方席から白旗を振っていた。保育園には出会いがない、職場恋愛なんかありえない、としきりに愚痴っていたが職場で出会いなんか探す意味なんかもはやないだろ。目の前の100人弱全員抱けるんだぞ。


前半戦が終わる間際、「何か質問などある方?」と、てぃ先生から促された。おっ来たぞ、と思う間もなくデビルがピンと挙手していた。じゃあそこの男性の方、と差され、そそくさとマイクが渡された。


「今見た感じ、周りは女性のお客さんばかりと見受けられますが、正直な話、TwitterのDMか何かで言い寄られたことってあります?」


本当にこの男を連れて来て良かった。こういう特攻を平然と出来てしまうのがデビルたる所以で、98%の女性の視線が集中しながらも下世話な話を放り投げている勇姿を横目に肩をすくめて縮こまってしまった。てぃ先生はけっこうウケていた。本アカウントはDMを相互フォローからしか受け取れない設定にしているが、プライベート用アカウント(といっても2万3000人からフォローされている)はそういったロックはしておらず、ちょくちょく「会いましょう」とか、プリクラの画像と「私です」というDMが届くらしい。スマホの画面をこちらに向け、「こんな感じで」と親指でスクロール操作をすると、女から送られてきた声という声がバババっと次から次へと。目の前の100人弱と2万3000人とセックス出来る権利を保有している保育士。天上人。こういう実情をちゃんと晒してくれたのは好感が持てた。デビルの「あとで紹介してください」はつづら折りになった女の後頭部でかき消されて壇上のてぃ先生に聞こえていなかった。


後半の部、事前に集められたアンケートをもとに喋る。保育士を目指しているワタシに助言を、であるとか、普段息抜きに何されてるんですか、であるとかそういった「保育士」としてのてぃ先生に向けた質問が多かった。正しいあり方であって、保育士としてのプラスの側面しか見せていないてぃ先生から現場の声を聞けるこの機会の貴重さ。俺は子どもは居ないし保育園には今のところゆかりも無いけれども、きちんとそういった職を志している、また働いている人間にとっての励みはある。「きれいごとばっか言いやがってよ」という声もあるのは間違いないけれど、「きれいごと」だけを発信し続けているてぃ先生に助けられている対象もまた、居る。だからこそ、心の内壁にこびりついた意見をいつかほじくり出してやりたいっていうのもある。


自分の「Twitterのゴールはどこですか?」が読まれた。哲学的な質問ですね…というてぃ先生のコメントでひとハネありました。mixiは今廃れてしまったからやめたけれど、Twitterはその気配がないのでしばらくは続けるでしょうね、との返答、正味な話期待していたものとは違ったが、Twitterは辞めるつもりはありませんというアティテュードをうかがい知れた。辞める理由もないだろう。ウハウハなのだから。ウハウハですよ。こんどアメブロも始めるらしい。幾ばくかの金銭が懐に入る。保育士の低賃金問題なんかどこ吹く風で、そのまま突っ走って女を抱いて儲けてくれ。


伝言ゲームというレクリエーションが始まった。2列で1グループになり、てぃ先生から伝えられる文章が伝達されていく。女の人の髪をかきわけて耳元にささやくてぃ先生。畜生、と思いました。順番的に俺はデビルの次だった。なんでこの期に及んでデビルから耳打ちされなきゃいけないんだよ。そして、指定された順番のラストだったので、壇上に上がって文章を発表しなければならなかった。デビルからの情報を抱えてロフトプラスワンウエストの舞台へ上がった。てぃ先生からマイクを向けられ、伝言を読み上げると、他のグループよりも正確だった、とのことでてぃ先生から表彰を受け、俺達の班の人間にてぃ先生・原案のマンガをプレゼントしてもらった。何の苦労もしていないのに、ステージでてぃ先生と同じスポットライトを浴び、なおかつ商品の授与までされてしまい大変申し訳無いという気持ちしかない。


1周で終わりかと思ったが2回戦が始まった。またデビルから情報を仰せつかった。俺がまた壇上にあげられる、とその文章を記憶していると、同じ班の人から、後ろに女の子が1人座っているからその娘を入れてあげてほしい、という声があった。振り返ると制服の、おい女子高生かよ。女子高生が丸テーブルに1人で座っていた。その娘にまったく気づかなかった1巡目、まかり間違って俺が衆目を浴びてしまった。本来ならば絶対この娘でなきゃならないだろ。その娘に文言を伝えた。今回の情報はきちんと流れておらず、頓珍漢な発表をさせてしまった。この女の子、異性の好みに関してはあまり合致しないデビルと珍しく握手をくみ交わしたぐらい容姿も声も可愛く、2,500円を支払って合法でコミュニケーション取れちゃだめだろ、俺みたいな汚いジジイが、と卑下しかなかった。1週目に順番回してあげなくてごめん、と謝りたかったけれど能動的にこちらから声をかけるのは犯罪なので理性で止めた。しかしながら、女性と自然にやり取りできるてぃ先生のトークライブ、きっかけさえあればともがいているジジイたちにはうってつけの場所かもしれない。みんな可愛いし。


ライブが終わり、撮影、握手、サインの列に並んだ。最後まで楽しみたくて。


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俺はてぃ先生よりも身長が低い
posted by JET at 12:11| 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする