2013年10月05日

丹下左膳餘話 百萬兩の壺 感想文

丹下左膳餘話 百萬兩の壺 観ました。
タイトルに知らない字が多い。

丹下左膳餘話 百萬両の壺.jpg


1935年(昭和10)公開のハイパー古い映画です(でもなぜかTSUTAYAでは準新作扱いでした)
フイルムが消耗品とされた時代で、
監督の山中貞雄さんが撮った作品は3本しか現存してないとのこと。パネェ。その中の1本です。


どこかの藩に伝わる「こけ猿の壺」って小汚い壺、これを婿入り道具に持たされて江戸の道場に養子に入らされる源三郎が嫁に「お前この壺1個で追っ払われる俺なんなんだよ、なめんな。売ってこいよ嫁。国道のHARDOFFに」と文句言い言い注文して壺を売っぱらわせてしまうんですが(次回購入時50円引きのレシート、絶対無くしますよね)実はその壺に百万両のありかが塗りこまれていて・・・?的な話で、全編を通してほぼコメディ調で進んでいきます。


丹下左膳も話には絡んでくるけど、主人公は上の源三郎なのかもしれない。で、この丹下左膳を大河内傳次郎さんが演じているんですが、最初に映った瞬間もう見るからにヤベェ奴出てきたよ、ってゾクゾクしました。喋り方もドランカーちょっと入ってる感じでカッコいい!志村けんのコントでホームレスやってる柄本明の迫力をもっと増したような(余談ですが、コントの柄本明はカッコいいと思う)。この左膳と、左膳の居候先の女将との絡みが抜群でした。


例えば、左膳と女将が口喧嘩してるシーン、「あんたお客さん家まで送ってってやんなよ、危ないから」「イヤだよ面倒くせぇ」「送ってやんな」「イヤだ」「送って」「イヤだ」 → で次のカットで客に付き添って家まで送ってる左膳、というくだりがあって、そのパターンを踏襲したやりとりがその度に面白かったです。これ、もしかしたら今、この時代に見たほうが面白いかもしれない。モノホンの危ない人??って先入観からの落差で絶対笑ってしまう。


途中、安吉という孤児を左膳と女将はとある事情で引取ります。左膳がその安吉を連れていった賭場で散々負けた帰り道、ヤクザに絡まれて仕方なく闘うことに。安吉に「かくれんぼをするからあっちを向いて10数えろ」と言い聞かせ、きっちり10秒でヤクザを斬って死体を桶に隠す。ハイパー粋です。賭場でのセリフもここで効いてきたりします。ハイパー粋なので観てください。オチもいいよ!!!!!


あと、壺を引き取ったクズ屋の片割れもけっこう見た目ヤバいので要チェキ
posted by JET at 14:40| ラスベガス ☀| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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