2013年12月07日

かぐや姫の物語 感想文

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観ました。

「ジブリ」の通過儀礼を幼少の頃受けずに大人になったため、今、あえてしっかりと劇場で観賞したらどうなってしまうのか?という半ば人体実験的なコンセプトのもと、前作「風立ちぬ」に引き続き新宿バルト9に足を運びました。



月の住人であるかぐや姫が、そこから眺める地球に憧れてしまうのですが、完璧な秩序のもとで成り立っている月世界では「感情」を抱くことは罪であると。かぐや姫は罰として、記憶を消され、月から「下界」である地球に流されてしまいます。



地球で改めて生を受けたいきさつが「気持ちの昂ぶり」に原因するもののためか、劇中でかぐや姫はけっこうめんどくさい、いわばヒステリー気味の女です。みんなと一緒に桜を見に行きたい、と宮中を抜けだしたのに、卑しい身分の親子にぶつかられ「すいません!!」と謝られると疎外感に気分を害したのかなんなのか「帰る!!」と喚き散らすし、求婚してきた男連中への態度なんかもめんどくさい。自分がふっかけた無理難題は棚に上げて「私のせいでみんなが不幸に……」なんて落ち込んで庭で暴れます。現代ならTwitterで間違いなくアカウントに鍵かけてます。



物語の後半、捨丸という幼少期に面倒を見てくれてた男の子と再会。駆け落ちしようと、もうその頃にはとっくに妻子をもうけている捨丸が「お前とならどこまでも逃げてやる」と即決するシーンなんかもモヤモヤしました。絵面のキレイさで持って行こうとしてるけどおい!!!!君たち!!!!という。



結局「かわいい女の子が不満のない生活を送るのは、難しいね!!」ということが言いたかったのか?でも、面白いはすごく面白かったんですよね。ほんとに結論がそこなら「うんこかよ」って思ってもおかしくないのに。メッセージ性が曖昧なぶん、ある程度自分の力で着地点まで辿り着く必要があるから、そこに労力を要させるぶんだけは間違いなく面白いと思う(もっとも"正解"ではないだろうけど)。上では姫を悪いように書いてますが、姫を扱いきれてない周りの責任ももちろんあるという。



画は「キレイなー」ってなりました。畳の上で跳ねるカエルと、水面に映った月が特にすごかった。
あと、赤ちゃん時代の姫が歩けるようになるシーンで泣きそうになってしまった。なぜなら子どもが欲しいから。子ども最高!ジブリ最高!!!!!
posted by JET at 07:31| ラスベガス ☀| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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