2014年06月04日

クローズZERO 感想文


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観ました。


中学時代、ヤンキーが嫌いで、いっさい制服を着崩すということを知らず、文集で「服装がきちんとしていたで賞」という「白痴」にのみ与えられる栄誉ある賞を賜った俺が果たして正気で最後までいられるのか。ちなみに原作は読んでいないので、おい!!という点あれば謝ります。ヤンキーは怖いから。


小栗旬扮するヤンキー、彼が3年次に「ヤンキーしかいない高校の、その生徒の中で1番ケンカの強いヤンキーになることで、高校を制覇する」という目標を持って転校、学校には山田孝之扮するバケモンみたいにケンカが強くて人望もあるヤンキーがいるから、最終的にそのヤンキーをボコボコにしなくては、目標を達成できないぜ!と奮闘するという話です。


この映画のターゲットとして、「拳と拳で語り合う、ヤンキー文化に理解ある、または憧れのある男たち」「小栗旬くんを筆頭に、多くの小奇麗な男の子が出演しているじゃない!観に行かなきゃ!となる女たち」のくっきり2層になると俺は思うのですが、その上手いこと中間の支持を得よう得ようとして、違和感が生まれてしまってる気がしました。


例えば、前者の「男層」からの"引き"を意識して、なんでしょうが、黒木メイサ扮する、実家の八百屋でバイトしながら夜な夜なクラブに入り浸ってステージでR&B唄ってる、という、対角線結びつけてギャップの良さ!はいドン!みたいな女の子が出てきます。


メイサはこの映画のヒロイン的ポジションではありますが、主人公である小栗旬とは、いいムードで終わるぐらいでくっつきません。くっつけば女支持が、離れれば男支持が獲得できない、しかも距離感が心地いいわけでもないという。俺なんかは「あーもうバカ!ケンカとかいいからセックスしろよ!タバコも酒もやってるのにセックスはしないのかよ!!!」と奥歯を砕きながら観ていたのですが、その辺のバランスというか、マーケティングの上澄みすくってまっせというか、観ていて不自然な印象がどうしてもありました。


で、不自然、違和感がちょっと許容範囲超えてて笑うポイントみたいになってたのが、桐谷健太扮する、山田孝之の中学時代からの同級生で、山田軍団の右腕、的なヤンキーがいるんです。彼が、「よし、そのキャラでいっちゃおう!」感バリバリの「脳みそに腫瘍」があるという設定なんですね。映画のラスト、小栗旬軍団vs山田孝之軍団の最終決戦のさなか、いよいよ病状が深刻になった桐谷健太が脳みその手術を受けているんです。ウワー!と双方入り乱れるその合間合間、急にポンプで酸素を入れられる桐谷健太がカットインして、ケンカ、オペ、ケンカ、オペ、と温度差で心臓が変になりました。


要所要所でそうした不自然な点、っていうのが散見されて、何か「お金が動いてて苦労したんだろうな」がひしひし伝わってくる一本でした。波岡一喜さん扮する2年生のヤンキーが、唐突に山田孝之軍団に単身挑むも全く歯が立たずに、2年で頭に立ってからまた挑戦しろ!と言われ引っ込んでからそのまま2度と出てこなくて笑った。Uでは出てくるんだろうか。波岡一喜の動向をチェックするためだけにU観るか。


人望があるけど全く女縁のないヤンキー役の高橋努さん、の演技がとても良かったです。大失敗した合コンの後にソープに誘われた時の「マジっすか?」が非常に切実味溢れてました。Uにも出ているらしい。Uを観よう。
posted by しきぬ ふみょへ at 00:32| ラスベガス ☀| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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