2014年06月16日

となりのトトロ 感想文

観ました。


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幼少期に何度か観ていて、幼稚園で親を待つ間だったり、家族と金曜ロードショーでだったりと、基本的に”誰かと一緒に”こそで楽しんできた作品でしたが、今回よもや休日の昼間から半裸に発泡酒で観賞することになろうとは。終わってる状況でのトトロはどんな具合に刺さるのか。


成人男性として、今、この話の登場人物で目線が一番近いのは、さつきとめいの父親である重里です。

「夏休みの前、大学の研究も兼ね、東京からそう遠くない田舎に、可愛い我が娘たちと家族で引っ越してくる」

重里!重里の「人生、お散歩」感というか、「子どもたちと遊んでいる間は、僕も子どもです」感、何か今こうひしひしとイラついてきたな。いや、もちろんパパは重里であって重里ではないですよ、ないですけども、この男からは「幸(さち)」しか伝わってこずにちょっと違和感があるわけです。30前半で余生みたいな生活に入り、しかも上の娘あんなによく出来て家のことも手がかからない。自分と人生のレバーを全て逆に倒してきたような男。kill...


もし人の親という立場だったとしても、たぶん重里に感情移入するのは難しい気がする。あくまで重里は、「ステキな森」の舞台装置のひとつでしかないというか。老若男女誰彼問わず、さつきとめいを応援、トトロ可愛い!!ネコバス乗りたい!!と純粋にワクワクしながら観るべきで、しかもそれをさせてしまう駿の手腕が流石だと思う。ネコバスのドアの「ゆあーん」って開き方がメチャクチャ好きなんだよ。


今回見返して新しく印象に残ったのが、小学校からの下校途中、突然の夕立で雨宿りするさつきとめいにカンタが「ん」と傘を渡して去っていった後、さつきがカンタの家に傘を返しに来るシーン。奥でさつきがお礼を言って帰るのをそっと確認だけして、模型の飛行機で遊びなおすカンタの「ぶーん」がちょっと上ずってて、非常にいいです。思春期!と思った。田舎。選択肢も限られている、この後よっぽどカンタがやらかさない限り、20代前半で結婚、車高の低いクルマを乗り回すでしょう。おめでとう。


見返すなら、夏も近づいてる今この時期がベストかもしれないです。
では、「さつきとめいは既に死んでいて……」といった類の都市伝説を流した人間を、こん棒で殴りに行こうと思います。

posted by JET at 22:51| ラスベガス ☁| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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